金柑画廊は、早川桃代「とるにたりたい」を開催いたします。金柑画廊での二度目の個展となります。「描く時に鉛筆が紙の上で出す音が好きで描き続けてしまう」と話す彼女は、モチーフに潜りこむように絵を描きます。細部が集まって大きくなり、それがまた細部となって現れてくる。私たちの身の回りにある”特別ではないもの”を描き続ける早川桃代。絵を描くということは、ささやかなことかもしれないが大きな糧となる。彼女にとって、隣の芝生も自分の芝生もきれいな青なのだと思います。(金柑画廊|太田京子)