3/30(木)から神山靖弘「scattered scenery | 散在する風景」を開催します。神山靖弘さんは油絵を学んだ後に写真へと進み、写真の作品をメインに発表してきました。今回は写真を物質として使いながら、ドローイングやコラージュの技法をもちいた、彼の原点回帰ともいえるような作品が並びます。迷いながらもどこかへ辿り着こうとする様子は、散らばる風景をかき集めるような作業かもしれません。
(金柑画廊|太田京子)
2年ほど前からストレートな写真表現に何か違和感があり、もう少し絵画的(10代後半から油絵を勉強していたのでその時の感覚といいますか)なアプローチができないかなぁと思い始めましたが、被写体が見定められず苦労していました。漠然と景色というか風景に惹かれるところがあって、でもパチリとシャッターを切った写真では何かが足りなくて。うーん、と。いろいろ試行錯誤していましたが、年明けにそのイライラが爆発し作ってしまったのがDMのものです。写真のピースを使った立体です。
今回の展示では、新しい写真作品をと準備していたのですが、年明けに立体を作ってしまってからはもうそっちには戻れないなということになり、今まだ絶賛制作中です。
そんなわけでして、写真作品は出ないかもしれませんが、みなさまよろしくお願いいたします。
(神山康弘)
トークイベント 小料理喫茶ワシントン元店主×神山靖弘
4.16 Sun 17:00(16:30開場)¥1,000(1 drink付)
トークイベントを開催します。ゲストに水戸を拠点に活動されている小料理喫茶ワシントン元店主をお迎えします。
写真作品を撮り続けてきた神山さんの新境地とも原点回帰もいえる今回の展示作品について、彼のこれまでの活動や作品も振り返りながらお話しをして頂きます。この機会にぜひお待ちしております。
小料理喫茶ワシントン元店主|建築家/ご近所事変史家
2008年秋に水戸市内に「小料理喫茶ワシントン」を開業、2013年夏に閉店。自らの手で建物を解体しプロジェクトスペース「ワシントン跡地」を生む。2015年夏、活動記録集「ワシントンドキュメンタリー図」の編纂を開始。2016年春から水戸市内のファッションビル「サントピア」の解体現場を8ヶ月間密着。2017年春に小料理喫茶ワシントン再開を試みるが倒産。現在は、この夏一儲け企んでいる。
www.washingtown.jp