刷り上がりの予想がつかない独自の技法で刷られるシルクスクリーンプリントや身のまわりに集まってきた素材を用い作品を制作しています。偶然的に刷られたプリントやその時にあった素材を使い作られる作品は支持体の上で紆余曲折を経て自分では予想がつかない必然性を帯びたものになっていくと感じています。作品を作るというよりは、そこに偶然あったものたちを媒介にして、むしろ最初からそこに存在していたものを具現化させるために僕は手を動かしているのかもしれません。
(石部 巧)
内発的な身体の動きや自然の摂理をイメージし、それをストロークに反映させ線を描いたり、本来自身が備えている潜在的な何か(自身の軌跡)を画面上に表出させることを目的とした作品を制作しています。
(chappy)
金柑画廊は、石部巧 x chappy 「立体・コラージュ・ドローイング」を開催いたします。
石部巧とchappyはそれぞれ作家活動をしながら、アーティスト・ラン・スペース「亀戸アートセンター」の運営も手掛けています。石部巧はシルクスクリーンプリントや転写・印刷物などを用いて偶然の産物をポップにユーモアをはらんで落とし込んでいくような平面・立体作品を、chappyは紙に墨を“のせては剥がす”といった身体的な行為から現れる痕跡を残すような平面作品を制作してきました。今回の展示では、これまでモノクロ作品を多く制作してきた二人が“色”を意識的に使い、石部巧の、これまでの手法を用いつつ、身の回りにある印刷物を“再生”した作品や、chappyの“三寒四温”をテーマにしたパステルを“重ねては消す”作品、そして共同制作した作品を発表いたします。それぞれが繰り返す行為やイメージは、重ねるごとに“軽妙さ”や“静けさ”をはらんでいきます。同時期に亀戸アートセンターで開催される、太田旭 x 広瀬良二「立体・コラージュ・ドローイング」と連動したイベントも予定しております。亀戸アートセンターでは太田旭と広瀬良二による公開制作を、金柑画廊では、餅つきユニット「Tucokka(ツコッカ)」をお招きして座談会をそれぞれ開催いたします。今回の展示にあわせたシルクプリントをそれぞれの会場でプリントすることもできますので、そちらもあわせて是非ご高覧ください。
(金柑画廊|太田京子)
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2020.2.24 Mon/Holiday 14:00~
もちつき座談会 (ドリンク・もち付:1,000円)
協力:餅つきユニット Tucokka(ツコッカ)
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餅つきユニット Tucokka(ツコッカ)
代表が餅つきがしたい衝動に突き動かされ、杵と臼を購入。2018年Tucokka立ち上げる。友人達と様々なスペースで餅つきを開催するようになる。定番のメニューから一味違ったお餅メニューをご提供しています。寒くなると餅ベーションが高くなってきます。日々是餅日。
FB @Tucokka
※24日に開催予定の「餅つき座談会」は、「座談会とオークション」へと変更となりました。ご了承ください。詳しくはこちらに記載しておりますので、ご覧ください。→「座談会とオークション」
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@亀戸アートセンター
太田 旭 × 広瀬 良二「立体・コラージュ・ドローイング」
2020.2.7 Fri - 3.1 Sun
木・金 15:00-21:00/土・日 13:00-18:00
http://kac.amebaownd.com
2020.2.8 Sat 13:00-18:00
Blind Sculpture Show(入場無料)
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